知るということ
2009 / 11 / 05 ( Thu ) ![]() 今日は、昨日作ったケイク・サレでお茶にしました。 ケイク・サレ、しょっぱいケーキと言えばいいのでしょうか。 卵とチーズたっぷりで、キッシュのような感じ?と、 頭の中で勝手に惣菜のカテゴリーに加えていたのですが、 今回のフランス旅行で、バスクに行ったとき、 マルシェで、ケイク・サレを食べました。 それは、私が想像していたような味ではなく、 すごくやさしく、やわらかく、ほどけるような、素朴で、 とても温かい、まさに立派なお菓子だったんです。 そのおいしさにびっくりして、カフェのお兄さんを、あれこれ質問攻めにしてしまいました。 ![]() ![]() 材料は何と何? 粉のタイユは何番? 作り方は? などなど… ぶしつけな私の質問に、お兄さんはニコニコ優しく答えてくれて、 いろいろなものを見せてくれたっけ。 配合は、あまりにもあまりにもで、彼に聞くことはできなかったけど、 日本に帰ったら、私なりにバスクのお兄さんのケイク・サレを思い出して 作ってみようと思っていました。 もしも、バスクのマルシェで、ケイク・サレを食べなかったら、 たぶん一生、ケイク・サレを自分で作ろうとは思ってなかったと思います。 ありがとうお兄さん。 遠くバスクまで旅をした甲斐があったと心から思えた瞬間でもありました。 まだまだ改良したほうがいいけど、とりあえず、ケイク・サレです。 一緒にバスクでケイク・サレを食べたあきちゃんに、 メールして、「ケイク・サレ作ったよ!」と報告。 あきちゃんからの返事は、 「ん?送ってもらった写真は、バームクーヘンみたいだけど???」というものでした。 すみません、勢いあまって、間違えて、 こないだおやつに食べたバームクーヘンの写真を 彼女に送ってしまってました… あらためて、写真を送りなおして、今度食べにきてね、と約束。 ケイク・サレを作って、またあきちゃんとバスクの思い出にひたりたいと思います。 |
11月になりました。
2009 / 11 / 03 ( Tue ) 相変わらず、フランスにホームシックな私ですが、
お仕事も一応… ![]() ![]() 昨日試作しました、新しいオペラ。 緑色なんで、ピスターシュ?と言われそうですが、 残念、抹茶です。 抹茶のオペラで、バスクで買った、りんごのリキュールが入っています。 このりんごのリキュール、買う時に、お店の方が 「すごくフレッシュなんですよ!」と言ってたけど、 そのとおり、飲んでみたら、こんなフルーティーなりんごのリキュール 飲んだこと今までありませんでした。 このりんごのリキュールと抹茶のクレームが、 お互いのいいところを ぐっと引き出してくれているような気がします。 |
パリ帰り
2009 / 10 / 26 ( Mon ) 無事、パリから戻ってまいりました〜
パリから帰って、その日に、もう店売りが4日後の金曜日と迫っていたので、 休む時間もなく、あわててコックコートに着替えて、準備準備。 準備中、厨房の窓ごしに「お帰りみどさん!」と、 近所の方から声をかけていただいたりして、 ああ東京に戻ってきたんだなあ、と実感。 おかげさまで、金曜日と土曜日のえみこさんとの 店売りも、たくさんのお客様にご来店いただけて、 うれしかったです。 ご来店くださったみなさま、そして「ピスターシュ!」と、屋号のように 声をかけてくださったみなさま、 本当に、ありがとうございました。 ![]() なんとか、開店ぎりぎりに、ショーケースにお菓子を並べきることができました。 ![]() 絵美子さんの新作、マロンのムース。美味でした。 ![]() みど、勢いで作ったクリとカシスのタルト。 新作、いくつかあったのに、絵美子さんのも私のも、 残念ながら、写真を撮っている時間がありませんでした。 ![]() お客様が途切れた時間に、ちょっとひとやすみ…撮影はムッシュ。 時差ぼけしているので、ちょっと気を抜くと、こんな状態に… 普段はもうちょっと、きちんとしていると思います。 |
あと1時間で
2009 / 10 / 18 ( Sun ) ![]() フランスのたくさんの人やもの場所に 後ろ髪を思いっきり引かれながら、 またまた重い荷物を持って、空港へ向かいます。 東京に帰ったら、すぐに、週末、えみちゃんとの店売りが待っています。 時差ぼけと戦いながらの準備になります。 きっといつも以上に、すごくぼけてると思いますが、 お客様に会えるの日を、楽しみに、そして、 かなり緊張して、迎えることになると思います。 それでは、みなさま、がんばって帰ります! |
サロン・ド・ショコラ
2009 / 10 / 17 ( Sat ) いよいよ、今日は旅の最後の目的、
サロン・ド・ショコラに行ってきました。 ![]() なんでも15周年だそうで… ![]() おいしそうなチョコレートから、美しいチョコレートまで… ![]() エトセトラエトセトラ… ![]() ![]() 庶民的なショコラティエからシックなショコラティエまで、 いろんなブースのチョコレートを、あれもこれもと、 山のように試食して、アイスクリームまでもらって、 途中で、知り合いのマダムダフネに偶然会ったりして、 とにかく、わいわいがやがや食べて笑って、 にぎやかで、とっても楽しいチョコレートのお祭りでした! |
今度はふたり旅
2009 / 10 / 15 ( Thu ) ![]() 週末に、日本からあきちゃんが来ました。 最初待ち合わせ場所に現れた私をみて、 あきちゃんは誰だかわからなかったそうです… 今、ふたりでバスクをぶらぶら。 空の青さが、パリとはわけが違います。 ![]() 見事な、おみあし! ![]() 正体は生ハムでした… ![]() ![]() あきちゃんと私は、たぶん持ってるものが、よく似ているのでしょう。 彼女のきらきらしているものと、私の好きなものがとても似ているから。 今日、またTGVに乗って、パリに戻ります。 そして、来週には日本に帰ります。 正直もっとこっちにいたいけど! |
さよなら、ピスターシュ!
2009 / 10 / 13 ( Tue ) ![]() ![]() 金曜日、私の約1ヶ月に渡る、スタージュが無事終了しました。 最初は、フランス語もきれいに忘れていて、 ほとんどみんなが言ってることがわからず、 ニコニコしながらも、内心「ヒェー!」と焦っていたのですが、 優しいみんなと一緒に、お菓子を作っていくうちに、 どんどん楽しくなって、仲良くなって、 本当に最後はニコニコ心からの笑顔で、 楽しく、仕事をすることができました。 最後は涙涙で、頬っぺたがヒリヒリするぐらい、 ビズービズーの嵐で、みんなとお別れしました。 フランスのみなさん、こんなわけのわからないジャポネーズに 親切にしてくださって、本当に本当にありがとうございました。 シェフ、ピスターシュは、これからも、笑顔を忘れずにがんばります。 もしまた肩が痛かったら、サロンパスを送りますね。 私が知らなかったことを、たくさんたくさん教えてくださって、 本当にありがとうございました。 お菓子は、やっぱり人間の手で、丁寧に作っていくべきものですね。 それは、フランス人だろうが、日本人が作ろうが関係なく、 今も昔も、ずっとずっと誰かのために。 これからもルリジューズを作るたび、 きっと私は、シェフを思い出して、 シェフに会えるような気になると思います。 Merci bien, chef. J'espere a bien tot ! そして、スタージュを終えて、私が一番思ったことは… やっぱ、イルプルーのお菓子は、すごい! フランスのお菓子に1歩も引けを取らない、 いえ、もしかしたら…というか、 本音を言うと、フランスのパティスリーよりずっと、 大切な何かを、しっかりと守っている凄さ。 あらためて、弓田シェフに出会えた自分は 本当に幸福ものだと感じました。 帰ったら、イルプルーで、思う存分、 お菓子を大人買いして食べてやる! |
ピスターシュ!ピスターシュ!
2009 / 10 / 03 ( Sat ) ![]() 数日前のことです。 2mの大男、ヴァンサンくんとふたり、緑色のマカロンを延々と 天板からはがす作業をしていたとき、 ふと、「ねえ、ヴァンサン、私の名前の『みどり』ってねえ、日本語で緑色ってことなんだよ」 と、しゃべっていたら… 「本当か?『みどり』って、意味は緑色ってことなのか?」 と、私の背後で、シェフの声が… いかん、このひとに、こんな話聞かれたら、まずいかも…と 余計なことをしゃべったことを後悔しましたが、時すでに遅し。 シェフはポーンと手を打って、 「よっしゃ!じゃ、今日から俺は、みどりのことを、ピスターシュって呼ぶよ!」 「は…へぇ?」焦る私に追い討ちをかけるように、 「キウイも緑ですよ」と、 ますます余計なことを言う、アレックスおじさんをぶっとばしたかったけど、 下っ端なので、「えー、キウイですかあ?へへへ」と苦笑いするしかない私。 「いや、ピスターシュがいい!ピスターシュは小さくて、俺は大好きだよ、 そっちがいいよ。かわいいし、お前さんにぴったりだよ、な、ピスターシュ!」 シェフに、ムギュムギュと手を握られ、 日本だったらセクハラでぶっ飛ばされているところだと思いつつ、 ただただ、冷や汗をかき続ける私・・・ ピスターシュ=ピスタチオ、緑色だからだそううです。 ピスタチオって豆ですよ。かなり微妙なあだなじゃないですか。 有吉みたいに、あんまリアルなあだなもきついけど… まあ、期間限定でこのスタージュの間だけだし、 カカウエット(ピーナツ)とか呼ばれるよりは、ましか…と 気を取り直して、毎日「でへへへ」と笑いながら、 そこそこやっております。 それから、シェフは機嫌がいいとき、悪いとき、 私を呼ぶときは、かならず、 ma(マ、英語で言うところのmyです)をつけて、「マ・ピスターシュ!」と叫びます。 そしたら、どこにいても、何をしていても 「へーい!ただいま!」と エプロンで手を拭き拭き、小走りで、 シェフのところに駆けつけなきゃいけないらしいです。 口は災いのもと。気をつけなきゃ。 |





























